稼ぐ農業を目指す!!

農業でさらに『上』を目指したい人に読んでもらいたいです。

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認定新規就農者ってナニ??なるにはどうすればいいの??

農業を始めるぜー!!

まずは認定新規就農者になるぜー!!

頑張るぜーー!!

と、やる気になっているあなたへ、

メンドクサイお知らせです。

 

え?嫌だ?そうは言わず

メンドクサイお知らせ聞くだけ聞いておいてください。

僕は人の話を聞かずに、

300万円も損しましたから。。。。

 ↓新規就農者向けに、youtubeでアドバイス動画をやっています。

ぜひクリックしておいてください。

 

 

目次(クリックすると、該当の段落に移動します)

 

認定新規就農者って何!?

詳しくは農林水産省のHPとか、

各市町村(あなたのお住まいの町)の農林水産課などに書いてあるので、

そちらをご参考に・・・と思いますが、

私から簡単に説明すると・・

若くてやる気のある農家を国や町が応援するよ!!

応援してあげるから、その前に

あなたの計画とやる気を市町村に見せてちょうだいね!!

って話です。

認定新規就農者になると、

国からお金がもらえたり(青年等就農給付金:年間150万円を5年間

国や公的機関から、格安の金利、または金利なし、担保なしでお金を借りれたり

農業関連の補助金が受け取れるようになります。

こんな人におすすめ、認定新規就農者 制度

あ、先に言っておくと、

『俺は国や町から補助金は一切受け取らん!!

 借金もせん!!

 自分ひとりで成功してみせるわぁーー!!!グハハ!!』

 っていう猛者には、この制度は別にいりません。

こんな記事読んでないで、サッサと仕事しましょう(笑)

 

逆に、

『農業やりたいけど、ちゃんと生活していけるんだろうか・・』

『頼れる親戚もまったくいない、お金が絶対に必要だ』

『やりたいことは少し見えてきたけど、

 きっちりした計画はまだできていない・・・』

という方は、ぜひこの認定新規就農者の制度を使って欲しいです。

 それと、ゆくゆくはあなた自身が、

農家の中心的な人物になりたいのでしたら、

そのカンバンはやはり大きいです。

あの人は『認定新規就農者』になったらしいよ

と、近所の人に知ってもらった事がきっかけで

『〇〇君、今度うちの使わん畑も使って下さいや』

と優良な畑を借りる事に成功した知人農家もいます!

 

簡単にまとめると

・金銭面で国や町からサポートを受けたい人

・自分の農業を誰かにチェックしてもらいたい人

・今から農業をする町(村)で、面積を増やしたい人

・その町(村)の農業者の中心になりたい人

は、この制度を利用する価値があります!!!

デメリットは返還義務と計画!!

逆にデメリットは、2つです!!

就農したけど、やっぱり農業は厳しいわー、

農業辞めるわー。

となった時に、

給付金をもらっていた場合、

『返還義務』が発生します。

私は2015年に給付が始まりましたが、

年々、給付金に関するルールが厳しくなってきています。

『特段の理由があれば、返還を免除する、減額する』

という文章もありますが、

『特段の理由』というのが、どこまで許されるのかは

判断がすごく難しいと思われます。

(返還義務が発生する可能性が高い)

それに加えて、今後、『ルールがゆるくなる』

ということはあまり期待しない方がいいと思います。

年によってルールが変わっているので、

詳しくはお住まいの自治体に問い合わせて欲しいのですが、

2018年の時点でのルールは、

『給付金をもらった年数の倍の年数は、農業をやめてはいけない』

つまり、給付金を3年もらったら、6年間は農業を続けないといけない

5年で満額もらったら、10年は農業を続けないといけない。

もし、それより早く離農するのなら、離農する時(転職するとき)に

もらっていた給付金を全額返す必要がある。

というものだそうです。

 なので、当然の事ですが、

『給付金タダでもらえるから、農業ちょっとやってみるか』

という考えは絶対にやめておきましょう。

それと、もう1つデメリット・・というか、時間を取られるのが、

『計画書の提出』です。

以下で解説します。

で、何がメンドクサイの?

おぉ!!俺も認定新規就農者になるぞ!!!

と思ったアナタ。この記事の冒頭の話、覚えてます?

メンドクサイですよ?コレ(笑)

何が面倒かって、『書類の提出』です。

書類、というよりは『計画表の作成』ですね。

『250万円』←この記事の最重要事項!!!

今から、この記事の中で一番重要な事を言います

認定新規就農者になるには、

『5年後に年収250万円の収入達成できる計画』

を提出する必要があります。

コレが最初にして最大の難関です。

特に、『今から農業始めるよ!土地もまだあまりないよ!スキルもないよ!』

って人は、かなりかなりかなり大変です。

 

何の野菜を、何袋出せば、何円の売上になりますか?

その野菜には年間、何円の肥料代がかかりますか?農薬代金は?袋代金は?

トラクターにはいくらお金をかけますか?燃料代はどれくらいかかりますか?

 

・・・・まだ農業やってもないのに分かるわけねーだろ・・

・・・・・やってみんと分からんわゴルァ!!!!!!!!

と、思ったあなた。正論です(笑)私も始めた時は同じツッコミをしましたから。

なので、私は認定新規就農者にならずに農業をスタートし、

2年後にようやく思い立って、この制度を活用、

青年等就農給付金(150万円)

受け取ることにしたのですが。。。。

300万円損したわーーーーくやしいわーーー

やっぱり、国から給付金を受け取るには、厳重なチェックがありまして。

その仕組みも複雑な上、年度が変わることによって、制度もコロコロかわります

ちなみに、農業界も、それ以外の業界もだいたいは

『最初に出来たルール』がいちばんゆるいルールで、

年度を重ねるごとに、条件が厳しくなったり、給付金が減額になったり、

書類の提出物が増えたり、と、早いうちに制度に乗っかるのがオトクなようです。

 

で、私の300万円はどういうことか、というと。

私は、2013年に、農業デビューしたわけですが、、、。

最初は自分の自宅から、市をまたいで、1時間ほどじーちゃんちまで通いながら

農業をしていました。

この『市をまたぐ』のが、給付金の申請に色々やねこかったので、

前述の通り『給付金いらん!計画めんどくさい!申請も面倒すぎ!!』

と思ってしまって、制度を使わずに農家デビューしたんですね。

で、2015年に畑の近くに引っ越ししたのを機に、

『認定新規就農者なりますー給付金今から5年分くださいなー♪』

ってお願いにいったところ

『給付金はあげれるけど、アナタ、2013年から既に農業やってるよね?

 じゃあ2013年からカウントして5年、2018年までしか給付金出ないよ?

 つまり、3年分しかもらえないよ

と言われて、『ヒェェェェェ--------300万円ーー!!』

となったわけです。

役所の方も一緒になって、なんとか5年分給付金がもらえる方法は無いか考えましたが、

 

前年までは必要でなかった、『農業用の通帳のコピーの提出』

というのが必要になった2015年。

『私は2015年に農家デビューします!!』と訴えても、

『2013年に産直から野菜代金の振り込みがありますねぇ・・・コレは無理ですわ』

と言われてしまいました(涙)

農業を始める時に申し込んでいれば・・・・150万円の2年分、

つまり300万円が私の手に入っていたのにッッッッッッッッ!!!

くやしいのうくやしいのう!!!

補助金まみれになって、身動きの取れない農家になってもいけませんが、

必要なものは、必要な時に、出来れば早めに申請しておかないと

とんでもない損をする、という私のエピソードでした。

 

経験があれば、計画はかなり立てやすい。

話を300万円から、計画に戻しますが。

私の場合は、ありがたいことに、

じーちゃんの農業を引き継ぐカタチで、農業をスタートしました。

普段、あまり農業の事を語ってくれないうちのじーちゃんですが、

ちゃんと『確定申告』(青色申告)をやっていました。

農協からの売上の伝票だったり、商品代金の領収書だったり、

ホームセンターでのレシートをちゃんと取ってくれた上で

『今年の農業での収入と支出は〇〇円でした』というものを税務署に提出します。

その控えが手元にあるので、その資料をもとに私が質問する事が出来ました。

 

『この野菜を10aやろうと思ったら、種は何袋買ったん?』

『肥料は何を使いよる?年間で何円かかった?』

『トラクターの燃料代って毎年こんなもん?』

『トラクターって何年くらいで買い替えるもんなん?修理費はよくかかる?』

などなど。

私自身、計画を立てるのは、あまり得意分野では無かったですし

 じーちゃんも計画なんぞ立てずに農業してましたが、

『この野菜を100万円作ろう(売上)と思えば、

 絶対このくらいの経費(支出)がかかる』

『つまり、この野菜で250万円稼ごう(収入)と思えば

 実際は500万円の野菜を作って、

 経費を250万円に抑えればそれが出来るのか!!!』

 みたいな、指標はじーちゃんの経験からもらえたわけですよ。

 経験が無い方は、ここを訪ねて下さい!!

さて、アナタはどうでしょうか?

信頼できる先輩農家や、研修先はありますか?

しかも、実際の『経営の数字』を見せてくれる人はいますか?

居るのであれば、その人に相談してみてください。

 

もし、いなければ、認定新規就農者の制度の窓口の市町村に

恐らく担当者が居ると思います。

その担当者が計画作りに協力できる人なら、アドバイスがもらえますし、

もしその人が計画作りが苦手だったら、

『計画を立てるなら誰に聞きに行けばいいですか?』と聞いてみてください。

市役所?県庁?農業グループ?生産組合?商工会?地元JA?

誰か必ずサポートしてくれる人がいるはずです。

私の場合は、市役所に書類を提出にいったところ、

『このアドバイスは県の〇〇課の✖✖さんに聞けば間違いないよ!』

と言っていただき、その方に分かりやすく指導して頂きました。

 独学での計画作成はかなりキツイです

うぇーー。計画を立てるのに、人を頼らないといけないのかぁ・・。

それもめんどくさいなぁ、、、しかも今の年収を人に見せないといけないのかぁ。

でも給付金は欲しいなぁ。

自分1人で計画立ててみようかなぁ・・。と思ったアナタに、

私からいくつか質問です。いいですかー?

 

Q1:あなたの育てたいメイン野菜(作物)は何ですか?

Q2:その野菜は、10a(1反)あたりの予想売上はいくらですか?

Q3:その野菜10aに必要な種の数(個数)はいくつですか?

   もしくは、種袋、苗などは何円で購入できますか?

Q4:その野菜はどこに出荷予定ですか?

Q5:その出荷先に支払う手数料、年会費などはいくらですか?

 

コレに余裕で答えられたら、1人で計画も立てれるかもしれません。

が、すぐに答えられない、または、

『質問の意味が分からない・・・』という方は

独学で計画作成はかなり大変だと思います。

始めたばかり、始める前の自分の青写真を人に語ることや

始めたばかりの農業収入を、人に見せることには

恥ずかしいと思う事もあると思いますが、そこは慣れた人に任せましょう。

コレを恥ずかしがってるようじゃ、経営者になるのは、もっと辛い想いをしますよ。

 

おさらい!!計画の肝は 5年後に『年収』250万円

よく、農家の笑い話にあるんですが、

『ウチの米と野菜は、年間に2000万円も売り上げるんじゃ!!

 すごいじゃろう!!!』

というおじいちゃんがいたりします。

売上2000万円は、本当のことです。嘘はついていません。

ただ、肥料代や機械代、人件費が1900万円かかっていたら??

売上は2000万円でも、

年収は100万円しかありません

自慢気に話をしているじーちゃんは、

大学生のコンビニバイト以下しか稼いでいないという計算になります。

 

繰り返しになりますが、今回必要な計画は

・『5年後に』

・『250万円の『年収』を得る』

 ためのものです。

 

・1000万円売って、750万円の経費がかかる、でもよし、

・500万円売って、250万円の経費、でもよし、

テクニックやノウハウがある方なら、

・300万円売って、経費をとにかく50万円に抑えるという

方法でも大丈夫ですよ!

 

情熱と計画はまたベツモノである

ただ、あまりに的外れな数字を計画に盛り込んだら、

チェック担当者から、

『この数字の根拠は?』とか

『面積的に不可能じゃないですか?』

とか聞かれるかもしれません。

 

俺は農業界を変えてやる!!

俺の前職はすげーんだぞ!!農家でも絶対ブレイクできるぜ!!

俺の全てを野菜に込めるぜ!!!

という心や、想いは、もちろん重要なことです。

これがないと、自営業、農業なんて続けられません。

でも、今 認定新規就農者になるのに必要なのは、

計画90%に、情熱10%です。

『理想を語る!!』のはあくまでオマケです。

『計画を数字で示す』事が必要なのです。

給付金は、もともとは誰かのお金です。

この人の計画に、国民や市民の税金をつぎ込む価値はあるんだろうか?

と、アナタはこれから、『計画表』という名のやる気をチェックされるわけです。

補助金、給付金、というのは、降っておりてくるものではなく、

誰かが税金として納めてくれたものです←当たり前の話です。

計画さえ作れば、タダでお金がもらえるんです。

他の産業(商工業など)で、計画を提出したくらいで

100万円を超えるお金をくれる場所なんてありません。

給付金が欲しいなら、グダグダ言わずに、頑張って計画表を作りましょう。

 

そして、何年か経つ頃に、その計画を立てた経験は絶対にタメになります。

『計画の立て方はこうした方がいいな』

『多分今年は肥料代をもう少し抑えて、機械代にまわせるな』とか、

『あー、昔の俺の計画の立て方はここがダメだったんだなぁ』

とか。人に丸投げにせずに、やってみましょう!!

私が実際に教えてもらった方法をもとに、

どうやって計画を詰めていくのかは、↓下の記事↓をご覧ください。

 

あ、その前に再度お知らせ。

新規就農者向けに、農業情報やアドバイスを動画で公開しています。

よかったらクリックして、チャンネル登録して、

農業アイデアの補給をしてもらったらと思います。

 ↓よろしくお願いします。

 

 

 

kasegu-nougyou.hateblo.jp

以上、認定新規就農者についてのお話でした。

 

 

野菜の対面販売に必要なたった1つのもの【簡単にできます】

最近は、農家がマルシェやイベントの売り場に立ち、

「この野菜は僕らが育てました!」

「今朝、収穫してきた野菜です!」

と声を出しながら、売っている光景をよく目にします。

 

私自身、農業を始めて2年目(だったかな・・?)から、野菜を作るだけでなく、

売り場に立つ時間を作っています。

 

「何だか難しそうだなぁ・・・」

「アレは、しゃべりが上手な人じゃないと出来ないよ」

と思ってるあなた。

簡単にできます。

あなたが作った生産物(お米、野菜)と追加で あるものを たった1つ、

用意すれば出来ます。

 

目次

 

たった1つだけ必要なアイテムとは!?

それは!?

「お釣り」

です。

「何じゃそりゃ!!」とツッコんだ方、本当の話です。

 

冒頭で述べた通り、年々、「自分の野菜を自分で売る」というスタイルの農家さんは増えてきています。

当然、販売技術が上がってきていますので、

可愛いディスプレイや、POP、テーブルクロスが用意されていたり

「うちの名刺です」

「ブログやってます!Facebookも見てください」

「次回使える割引券です!」

という感じで、デパートのブランド顔負けの販売戦略を練ってきている方もいます。

 

が、声を大にしてもう一度言います。

「商品とお釣りがあれば、対面販売は出来ます」

 

もちろん、名刺やPOP(商品のアピール書き)があったほうが、売り上げは上がるかもしれませんし、リピーターに繋がる可能性は高くなります。

 

が、それはあくまで、オマケであり、無くても対面販売はできます。

初めての対面販売は『お釣りをなるべく出さない』 

話を本題に戻します。

対面販売では、基本的に商品の価格は、あなたが決められるハズです。

なので、初めてチャレンジする方は、

「100円均一」

「200円均一」

ということにするのをお勧めします。

 

そうすることにより、用意するお釣りのうち

「1円玉」「5円玉」「10円玉」「50円玉」

が不要になります。

 

これは余談になりますが、

「ちょっと値引きしてよー」というお客さんがいた場合は、

値引きをせずに、

「この野菜をオマケしときます」

と返事できるようになれば、

売り上げ&お釣りに端数が出ることはありません。

(それと、値引きをするなら、オマケをした方がトータルでは損しないという仕組みもあるので、値引きはしないことをお勧めします)

 

お釣りは前日に銀行や郵便局で用意する

 で、そのお釣りですが、銀行や郵便局にもっていけば、簡単に両替してくれます。

以下を参考にしてみてください。

 

5000円札 × 2枚  →10000円

1000円札 ×10枚  →10000円

 500円玉 ×10枚  → 5000円

 100円玉 ×50枚  → 5000円

--------------------------------------------------------------

           合計  30000円

 

もあれば、とりあえず1日の対面販売に耐えうると思います。

ということで、1万円札を3枚持って、銀行に行って、

↑上↑の両替を済ませておけば、

対面販売の準備は最低限OKです。

 

(あ、肝心の野菜の用意もちゃんとしてくださいね(笑)

 

あとは当日。

お客さんに野菜を選んでもらって、

金額を計算、お金を受け取る。

お釣りを渡す。

この繰り返しです。

絶対できます。慣れるだけです。

 

とはいえ、せっかく対面販売をするなら、少しでも売り上げを上げたいでしょうし、

「カッコいい販売ブースを作りたいなぁ」と思っている方もいることだと思います。

これから何回かに分けて、

誰でもできる対面販売のやり方、ポイントなどを紹介しようと思います。

 

ターゲットを明確にする 絞り込む【野菜のブランド化・高収益化するには】

どうすれば自分の野菜や商品が売れるようになるのか。

『ブランド化』ってよく言われるけど、何から始めるべきなのか。

そのヒントをまとめてみました。

目次

 ターゲットを意識しないのは『独りよがり』

『これから農業を始めます!!』っていう状況の人や、

『始めたけど、思うように野菜が売れない』って人と

話すときに、『ある質問』をいつも私は投げかけます。

それに対してスパッと回答出来るかどうかで、

農業で成功できるかどうかの可能性が大きく変わる気がします。

 

その質問とは・・・

誰に買ってほしいの?

『先祖代々の種で野菜を作りたいんです!』

『日本一甘いスイカを作りたいんです!』

『珍しい西洋野菜を栽培したい!!』

など、

『作りたい野菜』については、

新規就農者はもちろん

ほとんどの農家は、嬉々として語ってくれます。

それはそれで大事なことです。

自分が作る野菜にこだわりやプライドが無ければ、

農業なんてやってられません。

 

しかし、

『何の野菜を作りたいか』

が答えられるようになったら、

次の質問にもセットで答える必要があります。

『誰に買ってほしいか』

です。

(買う、売る、という単語に抵抗がある方は、

『誰に食べて欲しいか』という質問でも構いません)

 

前述のとおり、

この質問を『今から農業やりたい!』という人に投げかけると、

『あ・・・えーと・・・考えた事なかったです』

と回答される方が半分か、半分より少し多いくらいな気がします。

 

結構、答えられないとヤバイです。

ヤバイ、という意味にピンとこない方に、

回答例をいくつか紹介します。

例えば、こんなターゲット

・個人

・飲食店

・スーパー

・デパート

・とにかく市場出荷

 

などです。

細かく言っていけば、

個人と言っても、

・主婦

・学生

・男性 or 女性

・高齢者

・赤ちゃん(離乳食)

 

飲食店と言っても

・大手チェーン店

・個人経営の飲食店

・和食 or 洋食 or 中華

・大都市 or 地域

など、色々な答えがあると思います。

 

市場出荷(従来販売)も答えの1つ

そして、例外としての答えが、

『市場出荷』や『農協(JA)への出荷』です。

これは、従来の農業のカタチであり、

今も利用している農家はたくさんいます。

戦後の日本での農家と農協の関係は

『農家の皆さん!

 米や野菜の販売は、全部農協がやります!

 売り先は気にしなくていいです!

 とにかく生産に力を注いでください!』

という考えがベースです。

最近は、何となくJAのこのやり方に異議を唱える方が多いですが、

システムとして、よくできてはいます。

農家が作った米、野菜は必ず買ってもらえるのがメリット。

ただし、農家自身が価格設定を出来ないというのが最大のデメリットです。

話を元に戻しますが、

『誰に売りたいか?それは農協に全部任せてる』

というのも、立派な1つの回答です。

ターゲットが見えてくると、栽培が変わる

問題は

『売り先・・分からない』

『考えた事が無かった』

という方です。

 

『誰に買って欲しいか』

という考えが抜けていると、

お客さんを本当に満足させる野菜(商品)なんて、作れません。

例えば、ニンジンにしましょうか。

『和食系の大衆料理屋で使ってもらえるニンジンを作りたい』

とターゲットの絞り込みがあればこそ、

『この品種は、和食向きなのか、洋食向きなのか?』

『料理人が使いたいサイズは、市場出荷よりもかなり大きいニンジン』

『大衆料理だから、別に多少のキズや曲がりは気にしない』

など、栽培方法も見えてきます。

 

そして、大事なポイント、価格設定。

『とにかく栽培面積を増やす!』

『安くていいからたくさん買ってください!!』

もしくは

『クオリティの高いニンジンを作る!』

『市場出荷の手間の倍をかけて、作ってます!価格は高いけど満足させます!』

など、

『ターゲットに合わせた価格』を

『あなた』が設定することができます。

別に必ずしも高級な野菜を作らなくてもいいんです。薄利多売もひとつの手です

 

農業分野の方で、ここまで回答できる方は少ないです。

少ないから、『稼げない産業』と言われるようになってしまったのだと

私は考えます。

 

『農家はイチイチそんな事考えとられるか。そんな事より畑に出ろ』

という方が特に年配の方には多いと思いますが、

ちょっと次の比較を見てみてください。

農業界と自動車業界の比較

例えが分かりやすいので、

自動車業界と農業を比較しましょう。

自動車業界は、

メーカー(maker)

ディーラー(dealer)

に主に分かれています。

maker とは文字通り『作る』人。

dealer とは『販売する』人、という意味です。

 

トヨタ、ニッサン、マツダ、ホンダなど

多くの自動車会社がありますが、この構図は基本的に同じです。

そして、メーカーは、

『次にどんな車がヒットするか』

を常に考えながら開発(make)しています。

 

・主婦向けのクルマ

・若者向けのクルマ

・高齢者向けのクルマ

 

などなど。

そして、このターゲットを絞り込むために、

莫大なお金をつぎこんで、

開発者が情報を集めたり

アンケートを取ったりしています。

 

この記事の冒頭で紹介した質問を踏まえて、

『今度の新型車、誰に買って欲しいの?』

と、聞いたら

『え・・・考えたことなかった・・・』

と答える開発者は絶対に居ません。

『小さい子供がいるお母さんに乗ってもらいたい』

『そのためには、可愛いデザインが必要』

『子供が乗り降りがしやすいスライドドアを付けた』

『エアバッグなど安全装備が特に充実』

『多少燃費は捨てたが、荷物はしっかり積める』

など、お客さんを想定した回答が出てくることでしょう。

 

そして、その想いを基に、車を生産し、

出来上がった車をディーラーに送り、

ディーラーがお客さんに販売するわけです。

 

(農業で言う所のディーラーは、

農協や市場だったり、あるいはスーパーやデパートかもしれません。

 完璧でなくていいので、ターゲットを想像する→確認する

 自動車メーカーほど、お金や時間は掛けれないかもしれませんし、

完璧な絞り込みは難しいと思いますが、

どうせ野菜を作るなら、

『コレが作りたい』だけでなく

『こんな人に食べてもらいたい』

という想いを確かめながら、種を買ってみてください。

 

そして、大切なのがその想像の確認。

ちゃんと想いを持って作って野菜を作って、売ってみると

狙い通りのお客さんに喜んでもらえることもあれば、

全然想定していなかった別のお客さんに喜んでもらえることがあります。

その積み重ねで、

『あ、この野菜はこの大きさが一番売れる』

『主婦よりも料理人のほうがいい値段で買ってくれる』

など、売上UPや、ブランド化が進んでいくのです。

 

まとめ

『何が作りたいか』

にプラスで

『誰に買ってほしいか』

を考えながら、栽培に臨み、

『実際のお客さんの反応を確かめる』

この積み重ねが、ブランド化や、高収益化につながる

そもそも農業は『危機的状況』なのか?【ダメとか言うな】

私が新規就農する時から・・・

いやいや、先輩農家に聞いたところ、

20年前には既に

『農業は危機的状況である』と言われていたそうです。

20年前も、今も、変わらず『危機的状況』?

ほんと?

そして、よく言われる農業ネガティブワードの『3K』。

『危機的状況』と、『3K』について

あくまで個人的な意見ですが、2017年時点での想いを書いてみました。

 

農業といえば3k・・・なのか?

農業といえば3K!!

Kとは何か??

・きつい!(キツい)

・きたない!(汚い)

・かっこわるい!(カッコ悪い)

これがよく言われる農業の3K。

さらにこれに加えて

・かせげない(稼げない)

・きけん!(危険)

・けっこんできない!(けっこんできない)

も入れて、『農業は6Kだ!』と言うもいるそうです。

 

実際に農業を5年やってみて

『確かにそうだな』と思う部分もあれば、

『いや、別に農業に限った話じゃないだろ』

と思う部分もあります。

 

農業も他産業も大差ないってば・・・

私は農業を始める前に、サラリーマンとして数年働いていました。

それと、大学時に4年間、ガソリンスタンドでアルバイトをしていました。

あと、人並みにですが、親戚や旧友などから『最近の仕事ぶり』をきくことがあります。

まぁ、早い話が『農業以外の産業のことも、ちょっとなら知っているよ』

ということです。繰り返しますが人並みに、ですが。

『農業は3K!衰退産業!!』

きつい、汚い、かっこわるい。

あの・・・コレって、

ネガティブに捉えれば、どの産業にも言えることだし、

ポジティブに捉えれば、どの産業にも当てはまらないことでしょ?

と、私は思います。

・きつい

朝から晩まで畑仕事!肉体がきつい!(農業)

毎日デスクでパソコンばかり・・きつい(デスクワーク)

外回りで頭を下げてばかり・・きつい(営業職)

真夏の炎天下でも現場作業・・きつい(工事現場)

・汚い

泥や肥料、農薬でよごれる!汚い!!(農業)

ごみ収集の毎日。汚い(清掃業者)

工事したらほこりまみれ・・汚い(工事現場)

 

こんな感じで、他の産業だって、大変な部分があるのは当然です。

かっこ悪い

に至っては、意味不明の領域です。

自分の思い込んでるだけです。

自分が誇りを持って仕事に取り組んでいれば

それをかっこ悪いと思いますか?不様ですか?

少なくとも、私は自分の仕事をしている姿を、

自分の子供に堂々と見せることができます。

 

この『農業の3K』は、後述しますが、

『農業をやる気が無い人』や、

『理由があってわざと言っている人』が

口癖のように言っているだけです。

『農業だからきつい』

『農業だから汚い』

『農業だからかっこ悪い』

そんなもん、他産業にも言えることです。

農業だけの話にしないでください。

農業はダメだ←誰が言い出したの?

結論から言いますと

①農業の補助金に関係する人

②農業関係の商売をしている人

③人の話を鵜呑みにしてしまう農家自身

の3パターンがあると、私は思っています。

 

繰り返しになりますが、この記事は

農業を通して色々な人の話を聞いたり、情報を入手したうえでの

私の個人的な意見です。その点はご理解下さい。

 

①農業の補助金に関係する人

日本の農業は、かなり保護されています。

いい意味でも悪い意味でも。

 

私がパッと言うだけでも、5~10の補助金の事業がありますし、

しっかり調べたら、もっともっとたくさんの

お金のサポート、政策が出てくることでしょう。

この補助事業の大前提は

『このままじゃ大変なことになるから助けて!!』 

 という考えです。

 

 

簡単に言うと、

『うちの業界もうかってるよ!!もっとお金回して!!』

と言うよりも、

『ヤベーよヤベーよ、このままじゃうちの業界潰れるよ・・頼むよ政府!!』

って言った方が、予算がとりやすい、という構図があるのだと思います。

 

補助金が無いと農業で食っていけない農家が居る。

(この事については賛否両論ありますが)

その人たちが補助金を引き続き獲得するのに必須なのは

『自虐』です。

『こんなに苦しいんだ』

『こんなに大変なんだ』

『後継者がいないんだ』

そしてこの言葉に続けて

『だから補助金を減らさないでくれ(増やしてくれ)』

このスパイラルが恐らく戦後ずっと続いているのでは・・・と思います。

それに加えてもう1人、この言葉を受け取った政治家さん。

補助金を増やせば、結局はその地域での選挙が有利になります。

となると、補助金を増やすために、

前述の『ネガティブな情報』『ネガティブな声』を集めまくります。

ネガティブな情報が多いほど、補助金事業の決定を後押しするわけです。

私の仮説①農家と政治家

②農業関係の商売をしている人

コレに関しては、真逆のパターンの商売人さんもいるので、

的外れな部分もあるかもしれませんが、一応ご紹介。

農業以外の産業でもよくある話ですが、

『商品を売るには相手を不安にさせろ』

というやり方があります。

 

その『不安』が『正しい根拠』に基づいたものならいいのですが、

『とにかく不安にさせておけ。そうすれば購買意欲が上がる』

というタイプの営業マン(企業)がいるのも現実です。

 

殺虫剤→『床下に白アリがいる【かも】しれない』

防水ケース→『スマートフォンが水没する【かも】しれない』

医療保険→『子供が病気になる【かも】しれない』

宗教勧誘→『世界が崩壊する【かも】しれない』

 

ね?ちょっと購買意欲上がるでしょ?(笑)

こんな感じで

『このまま行けば、農業は衰退してしまう!!』

『でも・・・でもね・・・?』

『この商品を買って、さらにうちのコンサルタントを受ければ

 あなたの経営は安定します!!』

って言いたいがために、農業を必要以上にピンチに仕立てあげる。

ここまで怪しげなコンサルだと、誰も引っかかりませんが、

 

何度も何度も新聞記事や商品紹介の欄に

『現在農業は危機的であり、更なる機械化での効率化が必須である』

って書いてあったら、新しい農機具欲しくなっちゃうでしょ?

コレは、現状を述べるのに加えて、セールスレター的な要素があると

私は考えてます。

私の仮説②→農業関連商品を売りたい人

③人の話を鵜呑みにしてしまう農家自身

『農業は危機的状況!!大変だ!!』誰がこの言葉を日本全体に広めたか。

そうです。農家自身です。

別に補助金が欲しいわけでもない。

農業商品を売りつけたいわけでもない。

それでも

『農業はダメじゃ。危機的状況じゃ』

『やっぱり農業はしんどいよね』

と言っている農家を実際よく見ます。

『何でそう思うの?』と聞くと

 『TVで言っていたから』

『お隣さんがいつも言っているから』

『勉強会でそう教えられたから』

という理由が返ってきます。

 

私は別にこの『危機的状況』と口にすることを否定するわけじゃないです。

私が楽観的なだけで、現実にそうなのかもしれない。

 

ただ、口にする以上は『自分で考えて』からにしてほしいんです。

周りに流されて『農業はダメじゃ』とは言って欲しくない。

口癖にしてほしくない。

 

何故私がそう思うのか、

その理由は次の次節で述べます。

 

私の仮説③→農家自身が口にしている

 

楽しくないと人は集まらない

前節で

『農業はダメじゃ』を口癖にして欲しくない。

そう述べました。

 

理由は至ってシンプルです。

人が集まらなくなるから、です。

 

農業を危機的産業、衰退産業とするなら。

ここ10年、20年で躍進を遂げているのはIT産業でしょう。

何故ここまで成長できたのか?

もちろん、そもそものIT技術が人間にとってものすごく便利なものであり、

人を引き付けるものがあったのは間違いありません。

 

それに加えて、

『楽しそう』なんです。

子供たちに

『うわぁ!僕も大きくなったらこうなりたいな』

と思わせる雰囲気があるんです。

 

マイクロソフト(Windowsなど)の『ビル・ゲイツ』さんや、

アップル(i phone i padなど)の『スティーブ・ジョブズ』さんなど、

お金を稼いでいる!!に加えて、

楽しそうに仕事をしている姿をテレビなどで子供たちが見て、

・いい人材がIT業界に増える

・また素晴らしい商品が世に産まれる

の好サイクルとなっているんです。

 

『農業はダメじゃー』『お終いじゃー』と言うと、

『そういう逆境こそ燃えるぜ!!』

みたいな若者が挑戦してくる可能性もゼロではないです。

 

ただ、

『親父の後継者になろうかな』

『農業系の大学に行こうかな、どうしようかな』

『脱サラしようかな、まだ先かな』

と、ギリギリのところで悩んでいる

『農業に興味のある人』が、

『農業はやっぱりダメじゃ』の一言で

諦めてしまうこともあると思うんです。

 

それは、農業界全体にとっての損失です。

 

他の産業だって、大変ですよ。

農業よりさらにひどい状況の産業だってありますよ。

でも、『ダメじゃダメじゃ』言ってても、

何もよくならないのなら、言わずに胸にしまっておいてください。

 

 

 

この記事を書き終えて思ったこと・・・。

私が死ぬまでに

『子供のなりたい職業ランキング』

の下の方でいいので、

『農業』が入っていればいいなぁ、

そう心から思います。

 

長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

ネットショップをやりたいなら、迷わずBASE

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農家の名刺の作り方とそのポイント

前回の記事

『稼げる農家になるには ①名刺を作る』

をご覧いただきありがとうございまーす!!

 

で、次に新規就農者のアナタが聞きたいのは

『名刺って、どうやって作るの?』

『名刺ってドコで作るの?』

『自分で作れるの?』

『お金はどれくらいかかるの?』

『というか、お前(筆者)はどうやってるのか教えろ』

だと思います(笑)

   

ではでは!!ご紹介しましょう!!名刺の作り方2通り!!!

 2通りのメリット、デメリットも下にまとめてみました。

 ①自分で作る

私は基本的にコレです。

ホームセンターや、インターネット通販を見ると、

名刺サイズにミシン目の入ったA4の用紙が売っています。

こんなやつです↓


【送料無料】まとめ買いで安い!!■名刺ラベル5000■カード色:白【RCP】

 


金額は、用紙の質とか、厚さにもよりますが、 

安いものは名刺1枚あたり1円~2円程度のものもあります。

(上記のものだと、1枚1,4円ですね)

 ただし、この名刺用紙の価格にプラスで

プリンターインクのお金が定期的にかかるのでそこはご注意。

(②の項目で詳しく話します)

 

 


最初に名刺用紙を購入する場合は
それと、ワード、エクセルなどのパソコンでの書類作成に慣れてない方が

上のような、『名刺フリーソフト』の案内のある名刺用紙を買うのがオススメ。

(商品の表か裏のどこかに、

『印刷ソフトダウンロードできます!』みたいな案内があります)

 

ワードとか、エクセルでも名刺は作れますが、

微調整が大変なんですよ。A4の用紙でちゃんと印刷したのに、

「用紙右側の名刺だけ文字がはみ出る・・・」

「ミシン目にうまくおさまらない・・・」

という感じです。

 

その点、専用ソフトの案内がある名刺用紙だと、

ソフトダウンロードの手間はかかりますが

・お金は基本的に無料

・基本的なテンプレート(見本)がある

・用紙ピッタリの印刷をしてくれる

ということで、ストレスなく名刺が印刷できると思います。 

 

(名刺づくり、フリーソフトに慣れてきたら、

違うメーカーの名刺用紙を使っても全く問題ありません。)

パソコン操作に自信のない方は、フリーソフトの案内のある用紙を選びましょう。

 

②プロに任せる

①で紹介したように、用紙を買って、自分で名刺を作れます。

とはいえ、初めて名刺を作ると、何となく『素人感』が出ます。

 

名前と屋号、住所のバランスだったり

挿絵、イラストのチョイスだったり。

 

あと、意外と差が出るのが

『印刷の鮮明さ』です。

インクがにじんでいたり、イラストがくっきりしていない・・・など。

 

私は『名刺は画質よりも内容!!インパクト!!』

と考えていますが、

中には

『名刺は自分の分身。ちゃんとキレイに作って、

 印刷もキレイにしたものにして配りたい』

という考えの方もいると思います。

そんなあなたにラクスル。

(クリックすると、ラクスルのページに飛びます) 

 

 

普通の町中の名刺印刷所よりも小ロット(少ない最低枚数)

での注文が可能だったり、

印刷の制度、紙質や厚さ、色あいなど

名刺に対しての細かい要望が聞いてもらえたりします。

さすがはプロです。

 

『すぐには注文しないけど、今後のための情報は知りたい』

という方も、例えば以下の名刺サイトで

会員情報(名前とメールアドレスなど)を登録しておけば、

お店の情報などを入手できると思います。

あ、それと、会員登録するだけで、

名刺印刷代金が割引になるポイントがもらえます。

2017年5月現在で500円分のポイント。

1000円以上の注文から使えるポイント、という

条件は有りますが、

500ポイント(名刺100枚程度がタダでもらえる計算)は

なかなか魅力的です。

登録だけでもぜひしてみて下さい。

 

 

それと、

さきほど①で少し触れた

プリンターインク代。

純正インクを買うと、めちゃくちゃお金がかかるんですよ。

 

お持ちのプリンターにもよりますが、

カラーのイラスト入りの名刺とかを刷ろうと思ったら、

結構な頻度で、インク交換の案内が出ます・・・(涙)

 

(私は純正インクにはこだわらないので、

ネットで見つけたいいインク屋さんで、購入してます

その記事はこちら↓)

kasegu-nougyou.hateblo.jp

 

ですから、名刺用紙が1枚あたり1~2円で済んだとしても、

そこに追加でインク代をプラスして考える必要があります。

なので、トータルで考えると、ラクスル(1枚5円)など、

インターネットでの名刺依頼の方が安上がりなことがあります。

細かい所まで気になる方は、会員登録&オペレータに相談してみてください。

 

 

重要 名刺の印刷枚数と更新頻度

最後に大事なポイントがあります。

それは、

『印刷枚数』と『名刺の更新頻度』です。

コストを極限まで抑えるのなら、

ラクスルなどに、1万枚とかの大ロットで、一括注文がベストです。

ですが、当然ながら配り終えるまで名刺内容の変更が、出来ません。

 

・当面、引っ越しの予定はありませんか?

・仕事用の電話番号、メールアドレスの変更はありませんか?

・屋号(○○ファーム、✖✖農場など)の変更はありませんか?

・名刺に入れる一言PRメモなどに、大きな変更はありませんか?

 

多分、新規就農したばかりの人、

今まで名刺を作ったことのない方でしたら、

記載したい内容がまだまとまっていないと思います。

 

そういった方は

『更新頻度』を優先して、

『印刷枚数』を落として注文して下さい。

 

私の場合も、季節によって名刺の裏面に野菜の紹介コメントを変えています。

ですので、やはり、同じ名刺を大量印刷はせず、

500枚程度印刷→使い切る→内容に変更が無いか確認→再印刷

というサイクルです。

 

逆に、

『作る野菜は1つしかない!』

『もう内容はバッチリ!!』

という、更新頻度が少ない方は、

5000~10000枚というロットで印刷を依頼し、

名刺1枚あたりのコストを下げてもよいかと思います。

 

まとめ(自分で作る プロに任せるの比較)

自分で作るメリット

・小ロットから作成可能

・名刺の内容変更が簡単

・初期投資が少なくて済む

 

自分で作るデメリット

・パソコン操作が必要

・作成の手間がかかる

・完成度がプロより劣る

・プリンターインク代などもかかる

 

→とりあえず名刺を作ってみたい、という方。

 パソコン操作が得意な方は、自分で作ってみてもよいでしょう。

 

プロに頼むメリット

・仕上がりがキレイ

・1度注文すれば、再印刷が容易。手間がかからない

・用紙の購入、インクの購入、パソコン操作などが不要

 

プロに頼むデメリット

・ある程度のロットがないと割高。

・名刺内容の更新頻度がどうしても下がる

 

→パソコン操作がそもそも苦手な方。

名刺内容が固まって来て、大量に印刷したい方、

そもそも忙しくて時間が無い方

は、思い切ってプロにお願いする方が、ストレスが無いと思います。

餅は餅屋です。

 

まとめるとこんな感じです。

 

あなたもまずは1つ名刺を作ってみて、

色々な方とのご縁を広げるきっかけを作ってみてください。

 

 

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『当たり前』の情報を教えてあげる 【POPシール】

この記事の目次

  •  当たり前の情報の重要性(POPとは?)
  •  農業以外の分野の『POP』表示
  •  農業の場合に有効なPOPとは?
  •  農家の日常は、お客様には非日常
  • まずはこの3つを教えてあげよう!! 
  • まとめ 

 

 

 当たり前の情報の重要性(POPとは?)

これは実体験ですが、

私の野菜を産直市に並べるときに、

自分の野菜が目立つようにPOPシールを自作して貼ったり、

自分の名刺をお店の中に置いてもらうだけで、

産直市に来たお客さんから

『すごいハイテクな農家さんが来たわね!』

とか

『あら、名刺。頑張ってるのねー!!感心ね!!』

って、言われることがあります。それも結構な頻度で。

 

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