稼ぐ農業を目指す!!

農業でさらに『上』を目指したい人に読んでもらいたいです。

スポンサーリンク

認定新規就農者の計画の立て方⑦【結果】収入と支出の差額を確認する

前回までの記事の内容を全て終えたら、

その年の『売上』予想(目標)と、『経費』予想(目標)が

算出されたと思います。

 

『売上』から

『経費』を引いて、

250万円以上の金額になっていれば

とりあえず認定新規就農者の要件の、

『5年目に250万円を稼げるようになる

 計画を作成する』

の、

『5年目』が完成したということです。

 

ちょっと投げやりな言い方になるんですが、

あとは5年目の金額に到達するように、

4年目、3年目、2年目、1年目を少しずつ減らしていけばOKです。

あくまで計画表なので、

現在(昨年の確定申告、もしくは今年の収支予想)の収支から、

5年後の目標金額まで階段状にしていけば給付金要件として許可は下りると思います。

 

ただ、当然のことながら、

『給付金のための計画』より、

『目標達成のための計画』にした方がいいです。

 

ただ単に数字を階段状にする、というだけでなく、

『5年後に面積が〇〇aに増えるんだから、

 2年後には✖✖aまでは増やさないといけない。

 ということは、ここで種代が増えて、燃料代も増えるから・・』

というように、

『数字の根拠』

を説明できるようにしておきましょう。

 

 

そして、念のために。

今回、記事を7つに分けて、

『認定新規就農者』になるための計画表作成の解説をしました。

この計画の時点で、

『250万円』という

農業所得に届かなかった方は、

残念ながら、今は専業農家の道を選ぶのは

待った方がいいと、私は思います。

 

時間があるときに別記事をご覧になってほしいのですが、

サラリーマンの『年収500万円』と

農家の『農業所得500万円』では、

同じ500万円でも、実際に使える金額が違うのです。

 

ザックリ言うと、『農業所得250万円』あったとしても、

その一部を来年の運転資金に回したり、

今後起こりうる機械トラブルに向けて、

積み立てが必要だったりします。

 

『農業所得250万円』あれば

『認定新規就農者』として認められるかもしれませんが、

実際のお金の使い方としては、

独身で節約しまくって何とか生活できるレベルだと思います。

 

話が少し脱線しましたが、

その、250万円に、

計画の時点で届いていないのなら??

それは、『産業』として、成り立っていないということです。

何か副業をしたり、配偶者や親御さんなどご家族の支援がないと

生活できないのが『確実』だと思われます。

 

それでも、農業がやりたいのなら、やってみればいいと思います。

私自身、就農して最初の頃はザルのような計画で取り組んでいましたので、

人のことを言える立場ではありません。

ただ、給付金はMAX5年で無くなります。

せめて。せめて『目標』『計画表』の上だけでも、

250万円(出来ればもっと大きな数字)を

クリアできるようにしてから、農業スタートした方がいいと思います。

そこで無謀な挑戦をすれば、

確実にあなたと、あなたの周りの大切な人が大変な想いをします。

 

『面積が足りないのか?』

『売り先がいけないのか?』

『そもそも栽培する作物が自分に合っていないのか?』

『もっと経費を抑える栽培法はないのか?』

 

しっかり考えてみて下さい。

調べてみて下さい。

実際の農家を訪ねてみて下さい。

『あぁ!!!この方法なら大丈夫だ!!行ける!!』

というアイデアが出てきたら、

数字が上に伸びるようにまた計画を修正して下さい。

その繰り返ししか、計画を改善させる方法はありません。

 

7回に分けて解説した、

認定新規就農者の計画の立て方、

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

今後も農業経営や、アイデアについて更新していこうと思いますので、

ブックマーク(お気に入り登録)など、

アクションよろしくお願いいたします。

 

お疲れ様でした!!!