稼ぐ農業を目指す!!

農業でさらに『上』を目指したい人に読んでもらいたいです。

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農業で稼ぎたいアナタへ 【ごあいさつ】

 

農業に興味のあるアナタ、初めまして。

 

脱サラして6年目の専業農家です。

昼間はもちろん、畑に出て、農作業をしていますが、

空いた時間や夜の時間を使って、

ちょこちょこブログを更新しています。

 

このブログ『稼ぐ農業を目指す!!』では、

プロの農家のためになるような記事、

特に、今から農業に挑戦しようと考えている

『新規就農者』(新規就農予定者)の役に立つ記事を書いています。

続きを読む

キュウホーの除草機械『S3カルチ』『除草レーキ』試運転の動画公開

youtubeに動画公開しました。

 

麦、キャベツなど、色々な作物で使える機械です。

今後、使用感なども紹介しようと思っています。

 

ぜひチャンネル登録お願いします。

 

 

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ヤンマーのトラクター『YTシリーズ』購入までの覚え書き④運転免許は大型特殊?小型特殊?

ヤンマーの現行トラクター

YT3シリーズ。

自分にはどのタイプが合っているのか、、、。

と考えながらカタログを見ていると、

農機具屋さんが一言。

『そういえば、ダイトク(大型特殊免許)持ってたっけ?』

あー、、、小型特殊しか持ってない、、、。

 

『YT3シリーズの場合、小型特殊で乗れるやつはどれなんですか?』

と、私が聞くと、

『”J“があるやつは全部ダメじゃね。

でも、YT3に乗るんなら、Jにしとった方がいいと思うよ。』

……Jってなんだー!?

大型特殊と小型特殊の違いってなんだー!?

そこについて今回は解説します。

 

目次(クリックすると、該当の段落に移動します)

 

 

大型特殊と小型特殊の違いについて

ヤンマーのトラクターの型式の解説の前に、

簡単に農業用トラクターの

『小型』『大型』の違いを説明しておきます。

ズバリ、基準は『最高速度時速15km以上』です。

 

『小型トラクター』の定義は

最高速度が時速15km未満

『大型トラクター』の定義は

最高速度が時速15km以上のものです。

トラクターのカタログを見ると、

スペック一覧の中などに

『必要な免許』という箇所があるので、

それを確認しましょう。

 

小型特殊免許、どうやったら取れるの?

普通運転免許(俗に言うマイカー、クルマ用)を取得したら、

今は小型特殊の免許も包括されている(セットでついてくる)ので、

『小型』のトラクターは、クルマが運転できる人なら、

公道でも運転できるワケです。

(ナンバープレートを取得するなど、

 公道走行のルールは他にもありますのでご注意)

 

大型免許の取り方については別記事で紹介します(準備中)

 

トラクターであっても 無免許は無免許。

『あ、俺、大型特殊持ってないや。

 でも公道を時速14kmで走れば、大丈夫だろ』

と、思っているアナタ、お気をつけあれ。

400ccまでのバイク免許(普通自動二輪)しかもっていない人が、

より大型のバイクの運転をしていたら、

当然『無免許運転』となるように、

大型特殊免許ナシで、

大型トラクター(最高時速15km以上)を

公道で運転していた場合、

『普通自動車免許』を含む、全ての免許が剥奪される場合があります!!!

 

具体的には、事故です。

『まぁ、畑でいつも上手に運転してるから、安全運転で走れば大丈夫だろ』

と考えて、無免許で公道を走った場合、

仮に自分がパーフェクトな安全運転をしていたとしても、

他のクルマや自転車、歩行者がとんでもない動きをして、

『もらい事故』をしたとしても、

『あなたは無免許運転ですね』と言われてしまうワケです。

このブログを読んでいる、農業に取り組んでいる・・・という方は、

恐らく町中ではなく、過疎地、山間地などに住んでいるんじゃないですか?

免許が全て剥奪されて、クルマが運転できなくなったら、

はっきり言って仕事はおろか、日常生活が『詰む』と思います。

トラクターを新規で購入する際には、必要な免許の確認を必ずしましょう!!

 

★YT3シリーズの『ハイスピード仕様(J)』で大型特殊免許に。

話は本題に戻りまして、YT3シリーズは、小型特殊なのか、大型特殊なのか?

結論から言いまして、『選択できる』ということのようです。

キロ大型特殊が必要となのは、前述の通り『最高時速が15キロを超えるもの』です。

最高速度が14キロのものが通常仕様、

最高速度が15キロ以上のものが、『ハイスピード仕様』となっています!

つまり、ハイスピード仕様を選択すれば大型特殊が必要ですが、

注文の際に『通常仕様でお願いします』と言えば、

小型特殊免許で乗れるということです!

ちなみに、ハイスピード仕様があるのかないのかの見極めは

カタログ末尾の『J』で判断します。

YT3シリーズのカタログで、

車種の末尾に(J)ってついてませんか?

アレは、『希望すればJ(ハイスピード仕様)の選択も出来ますよ』という意味です。

YT2シリーズでは、Jが選択できない車種もあったりします。

ちなみに、57馬力よりも大きいタイプの『YT4シリーズ』は、全て大型特殊免許が必要なため、

『J』の表記はないようです。

 

★通常仕様とハイスピード仕様、価格差は?

通常仕様とハイスピード仕様の価格差は、

カタログ価格で10万円のようです。

ですので、

『トラクター倉庫から畑まですぐ近い。遠い畑はない』

『トラックにトラクターを載せて移動するから、公道は走行しない』

『複数の家族、従業員でトラクターを使う(大型特殊免許を持っていない人がいる)』

という方は、通常仕様を選んで10万円節約してもいいかもしれませんね。

 

搬送用のトラックを持っていない方、

町内の畑を委託で作業される方や

自分の畑が飛び地になっていて、

自走での移動に時間がかかる方は

大型特殊免許が必要になりますが、

ハイスピード仕様を買っておいた方がいいと思います。

 

★まとめ

・小型特殊、大型特殊の違いはカタログに書いてある

・主に大型特殊、小型特殊の違いは時速15キロ出るか出ないか

・ヤンマーの場合、型式の『J』を見る

 

ヤンマーのトラクター『YTシリーズ』購入までの覚え書き③キャビン有りか、無し(ロプス)か

トラクター購入までの備忘録。

前回までは、

①新車を買うか、中古車を買うか

②YT2シリーズとYT3シリーズの違い

を紹介しました。

 

とりあえず私は

・新車

・YT3シリーズ

を購入するところまで決定しました。

 

で、今回の話が、

キャビン(運転室)かあった方がいいのか、

なくても我慢できるものなのか?

それとキャビンのデメリットは何なのか?

について書き進めて行こうと思います。

 

目次(クリックすると、該当の段落に移動します)

 

カタログの見方

キャビン付きのトラクターの型式には

すべてアルファベットの『Q』が表記されています。

キャビンなしのトラクターの型式には、Qが無く、

その他のアルファベットは同じです。

ちなみに、キャビンのないトラクターの事は、

『ロプス』とカタログに載っている場合があります。

ロプスとは、トラクターが横転した時に運転者を守る

こと『安全バー』のことだそうです。

 

キャビンのメリット

●快適な運転席

夏は涼しい、冬は暖かい

まずはコレですね。キャビンにはエアコンが付いているので、

適温で作業することが出来ます。

 

虫が来ない、泥が跳ねない、ホコリも入らない。

密閉されたキャビン内。

当然ですが、虫やホコリ、泥跳ねの影響も受けません。

 

夏場の蚊や、コバエなどの大群

アブやハチなど、ちょっと面倒なトラクター中の虫。

キャビンが有ればその心配もなくなります。

山あいの場所で作業される方は、特に効果アリですかね。

 

前述の快適な気温、と合わせて考えると、

『サンダルに下着姿でもトラクターが出来るよ(笑)』

と、農機具屋さんが言っていました。

大産地で朝から晩までトラクターをしたり、夜間に作業したりする人は、

実際にそういうスタイルの方もいらっしゃるとか??

トラブルが起きたらトラクターから降りる必要があるとはいえ、

この『気軽にトラクターに乗れる!』というのは

大きなメリットだと思います。

 

音楽が聞ける

今までキャビンなし(ロプス)しか乗ったことのない私が、

YT3シリーズの試乗車のキャビンに乗って

驚いた事で、

『車内がものすごく静か』ということがあります。

ドアが少しでも空いていたら、

『ブロロロロロロロロ…』というエンジン音がしていたのですが、

『バタン』とドアを閉めた途端、驚くほどの静粛性!!

設置してあるCDとかラジオが余裕で聞き取れるレベルです。

ハンズフリーイヤホンをつけたら、

当然電話も出来ると思います。

(電話を持ちながらの運転は危険ですのでやめましょう)

『トラクター作業の時間は退屈で苦痛、、、

せめて音楽聴きながら出来たらイライラしないのに、、』

という方は、キャビンでストレス軽減出来るかもしれません。

 

キャビンのデメリット(ロプスの良いところ)

農機具屋さんと商談していて、

『絶対キャビンがオススメよ!

一回キャビンに乗ったら、

キャビン無し(ロプス)には戻れなくなるよ!!』

と、すすめられましたが、

あえて

『キャビンのデメリットって何ですか?』

と聞いてみました。

・価格差約80万円

エアコン、防音ガラス、フレーム、

それとYT3シリーズの場合、キャビンには

車速や状態が確認できるディスプレイが付いています。

キャビンを付けるとなると、

キャビン無し(ロプス)に比べて、

80万円前後の価格差があります!

80万円あれば、10ー15馬力大きいトラクターが買えちゃうわけです。

うーん、今までキャビン無しで作業していた私としては、ちょっと悩む価格差ですね。

北海道とか、ものすごく寒い地域だったら、迷わずキャビンありにするんですが、

ちょっと我慢すれば(カイロとか、上着とか)、

キャビン無しでも作業できるんですよね。ここが 悩みのタネです。

一応、ご参考までにですが、

日本国内で、キャビンを自作(冬場の寒さ対策、風よけの用途)した方は

既にいるようです。『トラクター キャビン 自作』とかで調べたら

結構出てくるので、興味のある方はぜひ確認してみて下さい

 

・若干、馬力が下がる場合がある

『あまり気にしすぎなくていいとは思うけど』

と農機具屋さんには前置きされましたが、

夏場にエアコンをかけながら作業すると、どうしてもエンジンに負荷がかかります。

なので、結果としてキャビン無しよりも少し馬力が落ちる場合があります。

仕組みとしては、軽自動車で坂道を登っている時に、

エアコンを付けるか消すかで、エンジンの音が変わるのと同じだと

僕は解釈してます。

トラクターと軽自動車では、エンジンの大きさが違うので、

気になるほどの変化はないかもしれませんが、

若干馬力が下がるのはあり得る話です。

馬力ギリギリのアタッチメントを付けるつもりの方は、

ワンサイズ大きいトラクターを買うか、

キャビンを諦めた方がいい、というケースも出てくるかもしれません。

 

・乗り降りがちょっと手間

お金の差額のことは除外したとしても、

私の農業スタイルの場合、コレが1番のデメリットかなぁと思いました。

1つ目は乗り降りするには、ドアを開ける手間がかかる。

2つ目。

更に、ドアの開け閉めは、トラクターの向きで言うところの

『後方』を支点にして開閉されます。

従って、運転席から、斜め前側に降りるような動きが必要となります。

 

ひたすら田んぼなどにロータリー作業する場合は、

気にしなくていいレベルの手間ですが、

ロータリーに畝立て整形機を付けていたり、

その他微調整のいるアタッチメントをつけている場合、

『一旦フロント側に向かって降りて、

開いたままのドアを避けるようにしてロータリー部分に移動。

そして戻る時も、ドアを避けるようにフロント側に回って、

ステップを上り、ドアを閉める、、』という手間がかかります。

キャビン無しなら、後ろ方向へそのままパッと降りて

後ろ方向からサッと乗れるわけですから、

1日に何回も乗り降りしないといけないトラクター作業の人は、

結構ストレスになるかもしれませんね。

 

・メンテナンス費用がかさむかもしれない

価格差が約80万円と書きましたが、

購入後のメンテナンスにも差が出てくるのは覚悟しましょう。

 

エアコンの故障

ガラスが割れた

などが代表的な修理とのことでした。

やはり気付かないうちに、飛び石などでガラスにヒビが入る場合があります。

倉庫や、移動中にぶつけてしまって、バリン!!という可能性もやはりあるようで、、、。

最悪完璧に割れてしまった場合は、

5万円程度の修理代は必須のようです。

 

エアコンについて。

昔に比べて、故障確率は下がっているものの、

もし本当にトラクターのエアコンが壊れてしまったら、

春先〜夏場の作業は不可能です。暑くてヤバいです。

一応窓が開け閉めできるようですが、熱中症になるのは必至。

 

かといって、ドアを開けたまま作業したなら、

飛び石でドアが傷つきやすくなるリスクが上がります。

これもやめておいた方がいい、と農機具屋さんに言われました。

 

どれだけ大切に手入れして乗るかによりますが、

キャビン無しよりも、メンテナンス費用が

少し多めにかかると思っておいた方が良いでしょう。

 

・視界が少し劣る

ガラスで囲まれているため、

どうしてもキャビン無しよりも周りの様子が掴みづらいことがあります。

慣れれば大丈夫かな?とも思いますが、

キャビン無しなら、身を乗り出すようにして後方確認、横側の確認が出来るのが、

運転室から顔を出すことが難しい、というのはデメリットかなぁと思いますので、

一応書いておきます。

 

・外にいる作業者と話がしにくい

これもマニアックなケースかもしれませんが、

トラクターの補助スタッフが必要な作業の場合、

補助スタッフがオペレーター(運転手)に声をかけても届きにくい

という場合があるそうです。静粛性の代償という感じでしょうか、、。

 

オペレーターとサポートの声かけが必須な作業をしている方が

キャビンを選ぶ場合、

安全対策を見直しながら、作業する方がよいかもしれません。

(農業事故を起こさない、安全第一!!です)

 

まとめ

改めてキャビンのメリット、デメリットを書き出してみて、

一番のネックは

・『80万円の価格差』をどう見るか?

だと思います。

『雨の日でも作業できるから便利だよ!』と農機具屋さんが言ったとしても、

畑作農家の場合、雨の日はロータリー作業をするのはご法度です。

(水田の場合は代かきなどが出来るので便利だと思います)

 

『エアコンがある、虫がこない、音楽が聴ける

これは便利だ!!快適だ!!夏場のトラクターが苦にならないぞ!』

と思う方はキャビンありの方がいいと思いますし、

 

『でも、キャビンを我慢したら、もう1サイズ大きな馬力が買える・・・

馬力が大きい方が、作業効率上がるんじゃない?

使えるアタッチメントも増えるんじゃない?』

と考えてしまう倹約派の方は、

 キャビンなしでもいいのかと思います。

 

キャビンについては、残念ながら後から追加でつけてもらうことができません。

(自作キャビンという手があるにはありますが・・・)

予算、機能、使用用途など考えながら、

いいチョイスをなさってください!

 

 

 

ヤンマーのトラクター『YTシリーズ』購入までの覚え書き②YT2シリーズとYT3シリーズの違い

トラクターを今から買う人に向けての参考記事、その2。

 

ヤンマーの2019年時点での最新トラクター

『YT2シリーズ』

『YT3シリーズ』についての違いなどについて紹介します。

目次(クリックすると、該当の段落に移動します)

 

①トラクターの型番には、馬力が表示されている

この記事では、ウザいほど『YT✖✖✖』みたいな型番が出てきますが、

読み方は結構簡単です。

 

例えばYT357

YT3』シリーズの『57』馬力だから、

YT357です。

YT222でしたら、

YT2』シリーズの『22』馬力ということになります。

ぜひ覚えておいて下さい。

 

 

②YT2シリーズと、YT3シリーズ、何が違うの?

 

ちょーーー簡単にいうと、

YT2シリーズの方が小さくて、

YT3シリーズの方が大きいです。

 

馬力でいうと、

YT2シリーズは

『22 25 28 32』馬力の4種類。

YT3シリーズは

『30 33 38 45 52 57』馬力の6種類。

 

トラクターの全長・全幅・全高・・つまりボディサイズでいうと、

YT2シリーズ(キャビンなし)は

最小『2820mm・1150mm・1905mm』(YT222)

最大『2915mm・1300mm・1960mm』(YT232)

という大きさ。

 

対してYT3シリーズ(キャビン無し)は

最小『3200mm・1445mm・2045mm』(YT330)

最大『3400mm・1480mm・2360mm』(YT357)

という大きさ。

 

色んな言い方ができますが、

YT2シリーズで最大のYT232(32馬力)と

YT3シリーズで最小のYT330(30馬力)を比べたとしても、

YT3シリーズの方が大きい。

全長・全幅・全高の差で言うと、

『285mm・145mm・85mm』の差があります。

 

YT3シリーズの方が、ひとまわり大きい、という感じですね。

最大サイズのYT357(57馬力)になると、

さらにもう少しボディサイズが大きくなります。

 

③で、YT2シリーズはどんな人に向いてるの?

農機具屋さんにザックリ聞いてみました。

価格の差を除外したとして、

『YT2シリーズの方がいい、という人はどんな人?』

 

回答は

『YT3シリーズだと、車体が大きすぎて困る人』

という事でした。

 

例えば

ビニールハウスの出入りがしにくい人、

ほ場までの通路がせまくて出入りできない人

今使用しているトレーラー(キャリアカー)などに

YT3シリーズが載せられない人

などは、YT2シリーズが向いているとのことでした。

 

実際に乗ってみて感じた違い『視線の高さ』

それと、

私が実際に両方試乗してみて、1番感じたのは

『視線の高さ』です。

YT3シリーズの方に乗るときは

 

『自宅の階段を使って例えると

  YT2シリーズより1-2段多く上り下りしないといけない

というようなイメージです。

 

乗ったまま作業するだけなら、

この『視線の高さ』は、視認性のよさなどのメリットです。

 

ですが、

作業内容によっては、

『数分ごと、または数mごとにトラクターから乗り降りしないといけない』

という方も居るかもしれません。

私の経験でいうと、トラクターにフロントローダーを付けて、

収穫物を載せたり

耕作放棄地の石広いをしたり、

トップカー替わりに使用することがあります。

ソロ(1人農業)でやる際は

乗り降りにかかる時間も結構なロスになってきます。

やや特殊なケースですが、乗り降りの回数がネックになる人は、

YT2シリーズの方にメリットがあるかもしれません。

 

それと、当然の話になりますが、、

YT2シリーズの方がエンジンの大きさが小さいので、

燃費がいいのはYT2シリーズになります。

 

④YT3シリーズのメリットは?(馬力が大きい事のメリット)

説明不要かと思いますが、

YT2シリーズとYT3シリーズを比べてみての

YT3シリーズのメリットを書いておきます。

と、いうより『馬力が大きいトラクター』の

有利な点を書いておきます。

 

作業効率が高い

これは私の実体験ですが、

1月~2月ごろ、前年の収穫が終わって

そのままにしていた畑を久々にロータリー作業するときに、

27馬力のトラクターをかけようとすると、力不足なことがあります。

簡単にいうと、土が固すぎてロータリーが回りにくくなるのです。

『こりゃダメだ』と思い、38馬力のトラクターを持ってくると、

すんなりとロータリーが回ります。

ヤンマーのトラクターがどうこう言うわけではなく、

馬力は大きければ大きいほど作業効率が上がります。

(燃費は下がりますが、そこはご愛嬌)

取付できるアタッチメント(インプルメント)が豊富

『トラクターってとりあえずロータリーしか使わない』

という人も中にはいると思いますが、

自分の作業に最適なアタッチメントがあれば、

当然『コレが使いたい!!』

となる思いますが、

トラクターのアタッチメントには『適用馬力』というものがあります。

『チクショー!!!この作業機使いたいのに、

 馬力が足りねぇ!!』

という事が起こりうるのです。

私も『40馬力のトラクターがあれば・・・』と何度思った事か・・。

・草刈り機(モアー)

・除雪機

・プラウ、サブソイラ

・フロントローダ

・作物の収穫機械

・堆肥散布・肥料散布機

・トレンチャー

などなど、馬力が大きければ取り付けられるものが増えます。

予算の問題もありますが、

『悩んだら大きい馬力買っとけ!!』

というのは間違ってはなさそうです。

 

車体重量も結構大事

先ほど紹介した馬力にも似た話ですが、

昔はYT2シリーズくらいの馬力(20馬力前後)でも、

結構車体が大きく、重量も重かったようです。

現在は、技術の進歩により、車体の軽量化や、コンパクト化が

可能になっているようです。

 

なので、昔の20馬力トラクターだったら余裕で引っ張れた

アタッチメントを、

現在のトラクターに取り付けたら

『車体重量が軽すぎて引っ張れないよー!!!』

ということも大いにありえます。

改めて、『悩んだら大きいの買っとけ!!』という

農機具屋さんのアドバイスは、外れているわけではないのです。

 

今回の私の結論

YT2シリーズか、YT3シリーズか?

私がもともと必要なトラクターは30馬力以上(出来れば40以上)だったので、

YT3シリーズにスンナリ決定。

最初、ちょっとだけ『YT232』(2シリーズの32馬力)は

自分に向いてるのかな?どうかな?と考えましたが、

やはり前述の

『作業する場所が狭い場合や、ほ場までの道路が狭くて困っている』

のでなければ、

車体が大きくて、

馬力も大きい

YT3シリーズがオススメ。

という言葉を聞いて、

 

やっぱり自分は3シリーズかな、という結論になりました。

適正な経営面積の見極め方③月別の作業時間をもとに、自分の限界面積を算出する

『自分の経営面積はどれくらいが限界なのか?』

を考える記事、3回目です。

 

前回の記事では、 

『10aあたり、月ごとに作業時間が何時間ずつかかるのか?』

を算出してもらいました。

この記事では、

『簡単な割り算』を使って、

結論となる、

『自分の限界の面積』を算出しましょう!!!

 

目次(クリックすると、該当の段落に移動します)

 

 

 

前回完成した表を確認しよう

まず、前回求めた

『月ごとの作業時間一覧表』を見ながら、

以下の点を確認しましょう。

①1番忙しいのは何月か、1番時間に余裕があるのは何月かを見る。

俗に言う年間通しての『ピーク』は何月なのかを確認しましょう。

最たる例は、稲作農家です。

例)4月(田植え時期)と

  9月、10月(稲刈り)が忙しく

    12月〜2月は作業時間に余裕がある。

 

野菜農家であっても、作物ごとによって忙しい時期が異なると思います。

『定植』や『種まき』が忙しい作物。

『草取り』や、『剪定』などの管理が忙しい作物。

『収穫』や『調整』が忙しい作物。

また、年間通しての作業時間が平均的な作物もあるでしょう。

まずは、自分の労働時間(作業スケジュール)のピークと、

余裕がある時期の確認をしてください。

 

 

②自分の月間の限界作業時間を設定する。

別記事で紹介します(準備中)が、自分はMAXで、

月間何時間労働できるのかを算出して下さい。

いつも説明している通りですが、

『余裕を持った』時間設定にしましょう。

今回は、例として

昼休みなどを除外して、1日8時間

月間 20日働いた場合として、

8×20=160時間/月間

という場合で考えてみましょう。

 

実際に計算してみよう!

限界面積の算出方法、その公式

【『自分の限界作業時間』÷ 『月の作業時間』】

という公式が基本となります。

あなたの農業スタイルによって、

入力する数字が若干変わりますので、

それについては以下の解説をご覧ください。

 

計算方法①全て1人で作業する場合(雇用を一切しない場合)

 

1人で全て作業をする!妻や親父にも頼まない!雇用もしない!

という完全ソロの農家の方は、計算が至ってカンタンです。

 

先程算出した、

『限界作業時間』(今回は160時間)

自分の年間作業時間の

『ピーク』の月の労働時間で割り算します。

つまり、この場合の公式は

【『自分の限界作業』÷ 『ピークの月の作業時間』】

です。

 

例えば、

サツマイモの10aあたりの作業時間のピークが、

80時間だった場合、

160 ÷ 80 =2

 

つまり、例であげた農家の場合、

ソロ農業でサツマイモ栽培における限界面積は、

10aが2回分。

つまり、20aということになります!

 

ただ、この計算方式で行くと、

『忙しくない月』は、やる事がなくなってしまいます。

忙しくない月にピタッとハマる、

違う作物を計画して栽培するのもいいでしょう。

代表的なのは、稲作と、別の作物の二毛作なんかがそれですね。

 

また、他の作物を栽培するほどの余裕がない場合は、

地域の草刈りやトラクター作業の委託などを受けて雑収入を増やすのも

手かもしれませんね。

 

計算方法②『雇用』できる場合の限界面積

ソロ農業でやる場合は、ピークの時期に合わせて面積を計算したわけですが、

アルバイトさんを雇用できる人の場合は、

ピークではなく、1番ヒマな時期の作業時間で計算する事も可能です。

 

1か月の限界作業時間(160時間)

『12か月の中で、1番ヒマな時期の作業時間』で割ると、

『1番ヒマな時期』を、

自分1人でギリギリ回せるだけの面積が

算出されます。

当然『計算方法①』の場合より、広い面積が表示されているはずです。

 

すると、

1番ヒマな月以外の月の作業時間が、

限界作業時間(160時間)を

超えてしまうはずです。

 

したがって、160時間を超えてしまった作業時間を

アルバイトさんの労働力でカバーする、

というスタイルになります。

 

当然、160時間を超えてしまった分の時間には、

『アルバイト代金』(労賃)が発生します。

面積を増やせば、売上もUPしますが、

その分経費(肥料代、農薬代等に加え、労賃)も増えてきます。

売上の増加に対して、経費が掛かりすぎていないかを確認しましょう。

 

計算方法③家族経営の場合は、作業限界時間を増やす

ご夫婦で就農、または親元就農をしている。

『雇用は考えていないけど、妻や親父が手伝ってくれている。』

この場合は、どうやって限界の面積を求めたらいいでしょうか?

 

答えはカンタン。

作業限界時間が『増え』ます。

自分の月間の限界作業時間が160時間だとして、

それに家族の月間の限界作業時間を増やします。

 

親元就農の方で、

お父さんがフルで手伝ってくれるようなら、

自分と同じく、160時間を足して、

320時間、というふうになったり、

 

奥さんが手伝ってくれる場合は、

家事や育児などで、少し早目に帰らないといけないので、

月間100時間として、合計260時間、のように、

家族の時間を足します。

 

・自分が160時間、妻が100時間の労働時間) 

・『計算方法①』と同じく、

 サツマイモ10aのピーク時間80時間

 の場合

 

260 ÷ 80 =3.25

 

10aを3.25回分、つまり、

32.5aが夫婦での限界面積となります。

 

 

注意点とまとめ

今回算出した方法は、あくまで『言語化した作業手順』をベースにして、

規模をどこまで増やせるか、というやり方です。

面積を広げることによって、10aあたりの作業効率が改善されることもありますし、

逆に今のやり方だと、収穫量が増えた場合に、袋詰めの効率が極端に落ちたり、

売り先が確保しきれずに、ロスや廃棄が出たりすることも考えられます。

 

とはいえ、まずはこういった『自分はどこまで規模拡大できるのか?』

という事を考えることにより、

『この作物は儲かっているのか、思ったほど儲からないのか』

『今の作業内容にムダはないか?』

など、今まで見えていなかった経営の改善点が見えてくると思います。

また、今回の方法を用いれば、

試験的に1〜2a程度で取り組んでいる新規の作物であっても、

どれくらいまで面積を増やせるか試算することができます。

 

メチャクチャ忙しいシーズンに考えることは難しいかもしれませんが、

時間に余裕がある人、

また、今から就農する人、

新しい作物に取り組む人は

ぜひ取り組んでみて下さい。

 

適正な経営面積の求め方②10aごとの作業時間を、月別に割り振る

前回に引き続き、

『自分の施設、機械、労働力では、果たして何aが限界の面積なのか?』

を考えるお話です。

 

前回の記事は、

『あなたの農作業を全て言語化して、細分化してみよう』

『10aあたりにかかる作業時間は

 全体で何時間かかるのかを計算しよう』

という内容でした。

 

今回の内容は、

『作業内容を細分化しておいた』状態で、

『10aあたりにかかる作業時間が分かった』のなら、

次は必要な労働力(作業時間)を、月別に割り振ります。

 

簡単に言うと、

『自分の農作業は、何月が1番忙しくて、

何月が1番ヒマなのか』を数値にするわけです。

 

前回の記事の内容をしっかりやっている人には、

簡単なミッションです!頑張りましょう!

 

 目次(クリックすると、該当の段落に移動します)

 

今回の重要項目!『作業時期』と『作業時間』

まずは以下の画像をご覧下さい。

コレは、実際の私の作業内容の一部です

この写真は、『60aの栽培面積の場合の時間計算』

になっていますので、少し表に余分なマスが多いですが、

 

あなたが算出するのは、

『10aあたりの時間計算』です。

お間違えなく!!

(ちなみに、実際のものと多少数字を変えています)

 

f:id:ok-farm:20190307221256p:plain

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縦の欄に『作業内容』を書き、

横の欄を『1月から12月』を記入します。

 

そして、作業内容とそれぞれの月が重なるマスに、『何時間の労働力が必要か』を記入していきます。

 

多分、先ほどの表をみてもらったら、どうやるのか分かった方が多いと思いますが、念の為やり方を1から書いておきます。

 

月別の作業時間の算出のやり方 

前回の記事で作ったエクセル(または手書き)の

『作業項目』の部分の中の、

『作業時期』と『作業時間』の項目を確認します。

『作業時期』には、『4月上旬』とか、『5月中旬〜6月上旬』とか、

具体的な時期が書いてあると思います。

10aあたり、何時間で作業が完了するのか、確認しておいて下さい。

 

②その作業時期に従って、エクセルに作業時間を記入していきます。

作業時期が『3月〜4月』のように、複数の月にまたがっている場合は、

作業時間の合計を、実際に稼働する時間の予想を月ごとに分けて加算していきます。

作業時間を複数の月にまたがって記入する際は、

『①』で確認してもらった作業時間と、複数の月の作業時間の合計が

等しいかどうかチェックをお忘れなく!! 

 

③全ての作業内容を月ごとに割り振っていきます。

全て完了したら、エクセル等の表計算の『合計』機能を使い、

月ごとの合計労働時間が何時間なのかを算出します。

また、1月の左側のマスに、『年間合計』を作っておき、

月ごとの合計労働時間を1月から12月まで合計したものを

表示されるようにエクセルの計算式を組んでおきましょう。

 

④検算しましょう。

 前回の記事で完成させた、年間トータルの作業時間と、

『③』で算出した、1~12月の合計作業時間の合計が正しいか確認してください。

時間が合わない場合は、

エクセルの関数が間違っている

複数の月にまたがっている作業時間の合計が違う

作業内容が何か丸ごと抜け落ちている(記載忘れ・二重計上など)

が考えられます。落ち着いて確かめましょう。

 

 

月別の労働時間を見てみよう!

これで、あなたの作物の10aあたりの標準作業時間が完成しました!

(もし、複数作物を栽培されている方は、

他の作物の月別の時間を算出して、

全ての作物の作業時間の合計した、

『全ての作物の標準作業時間』を計算して下さい)

 

次回予告

お疲れ様でした。

&最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

適正な経営面積の求め方、

次回で完結します!

カンの良い方はお気づきかもしれませんが、

あとは簡単な割り算をするだけで、

あなたの経営面積の限界は何aなのかが算出されます!

頑張りましょう!!