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ヤンマーのトラクター『YTシリーズ』購入までの覚え書き②YT2シリーズとYT3シリーズの違い

トラクターを今から買う人に向けての参考記事、その2。

 

ヤンマーの2019年時点での最新トラクター

『YT2シリーズ』

『YT3シリーズ』についての違いなどについて紹介します。

目次(クリックすると、該当の段落に移動します)

 

①トラクターの型番には、馬力が表示されている

この記事では、ウザいほど『YT✖✖✖』みたいな型番が出てきますが、

読み方は結構簡単です。

 

例えばYT357

YT3』シリーズの『57』馬力だから、

YT357です。

YT222でしたら、

YT2』シリーズの『22』馬力ということになります。

ぜひ覚えておいて下さい。

 

 

②YT2シリーズと、YT3シリーズ、何が違うの?

 

ちょーーー簡単にいうと、

YT2シリーズの方が小さくて、

YT3シリーズの方が大きいです。

 

馬力でいうと、

YT2シリーズは

『22 25 28 32』馬力の4種類。

YT3シリーズは

『30 33 38 45 52 57』馬力の6種類。

 

トラクターの全長・全幅・全高・・つまりボディサイズでいうと、

YT2シリーズ(キャビンなし)は

最小『2820mm・1150mm・1905mm』(YT222)

最大『2915mm・1300mm・1960mm』(YT232)

という大きさ。

 

対してYT3シリーズ(キャビン無し)は

最小『3200mm・1445mm・2045mm』(YT330)

最大『3400mm・1480mm・2360mm』(YT357)

という大きさ。

 

色んな言い方ができますが、

YT2シリーズで最大のYT232(32馬力)と

YT3シリーズで最小のYT330(30馬力)を比べたとしても、

YT3シリーズの方が大きい。

全長・全幅・全高の差で言うと、

『285mm・145mm・85mm』の差があります。

 

YT3シリーズの方が、ひとまわり大きい、という感じですね。

最大サイズのYT357(57馬力)になると、

さらにもう少しボディサイズが大きくなります。

 

③で、YT2シリーズはどんな人に向いてるの?

農機具屋さんにザックリ聞いてみました。

価格の差を除外したとして、

『YT2シリーズの方がいい、という人はどんな人?』

 

回答は

『YT3シリーズだと、車体が大きすぎて困る人』

という事でした。

 

例えば

ビニールハウスの出入りがしにくい人、

ほ場までの通路がせまくて出入りできない人

今使用しているトレーラー(キャリアカー)などに

YT3シリーズが載せられない人

などは、YT2シリーズが向いているとのことでした。

 

実際に乗ってみて感じた違い『視線の高さ』

それと、

私が実際に両方試乗してみて、1番感じたのは

『視線の高さ』です。

YT3シリーズの方に乗るときは

 

『自宅の階段を使って例えると

  YT2シリーズより1-2段多く上り下りしないといけない

というようなイメージです。

 

乗ったまま作業するだけなら、

この『視線の高さ』は、視認性のよさなどのメリットです。

 

ですが、

作業内容によっては、

『数分ごと、または数mごとにトラクターから乗り降りしないといけない』

という方も居るかもしれません。

私の経験でいうと、トラクターにフロントローダーを付けて、

収穫物を載せたり

耕作放棄地の石広いをしたり、

トップカー替わりに使用することがあります。

ソロ(1人農業)でやる際は

乗り降りにかかる時間も結構なロスになってきます。

やや特殊なケースですが、乗り降りの回数がネックになる人は、

YT2シリーズの方にメリットがあるかもしれません。

 

それと、当然の話になりますが、、

YT2シリーズの方がエンジンの大きさが小さいので、

燃費がいいのはYT2シリーズになります。

 

④YT3シリーズのメリットは?(馬力が大きい事のメリット)

説明不要かと思いますが、

YT2シリーズとYT3シリーズを比べてみての

YT3シリーズのメリットを書いておきます。

と、いうより『馬力が大きいトラクター』の

有利な点を書いておきます。

 

作業効率が高い

これは私の実体験ですが、

1月~2月ごろ、前年の収穫が終わって

そのままにしていた畑を久々にロータリー作業するときに、

27馬力のトラクターをかけようとすると、力不足なことがあります。

簡単にいうと、土が固すぎてロータリーが回りにくくなるのです。

『こりゃダメだ』と思い、38馬力のトラクターを持ってくると、

すんなりとロータリーが回ります。

ヤンマーのトラクターがどうこう言うわけではなく、

馬力は大きければ大きいほど作業効率が上がります。

(燃費は下がりますが、そこはご愛嬌)

取付できるアタッチメント(インプルメント)が豊富

『トラクターってとりあえずロータリーしか使わない』

という人も中にはいると思いますが、

自分の作業に最適なアタッチメントがあれば、

当然『コレが使いたい!!』

となる思いますが、

トラクターのアタッチメントには『適用馬力』というものがあります。

『チクショー!!!この作業機使いたいのに、

 馬力が足りねぇ!!』

という事が起こりうるのです。

私も『40馬力のトラクターがあれば・・・』と何度思った事か・・。

・草刈り機(モアー)

・除雪機

・プラウ、サブソイラ

・フロントローダ

・作物の収穫機械

・堆肥散布・肥料散布機

・トレンチャー

などなど、馬力が大きければ取り付けられるものが増えます。

予算の問題もありますが、

『悩んだら大きい馬力買っとけ!!』

というのは間違ってはなさそうです。

 

車体重量も結構大事

先ほど紹介した馬力にも似た話ですが、

昔はYT2シリーズくらいの馬力(20馬力前後)でも、

結構車体が大きく、重量も重かったようです。

現在は、技術の進歩により、車体の軽量化や、コンパクト化が

可能になっているようです。

 

なので、昔の20馬力トラクターだったら余裕で引っ張れた

アタッチメントを、

現在のトラクターに取り付けたら

『車体重量が軽すぎて引っ張れないよー!!!』

ということも大いにありえます。

改めて、『悩んだら大きいの買っとけ!!』という

農機具屋さんのアドバイスは、外れているわけではないのです。

 

今回の私の結論

YT2シリーズか、YT3シリーズか?

私がもともと必要なトラクターは30馬力以上(出来れば40以上)だったので、

YT3シリーズにスンナリ決定。

最初、ちょっとだけ『YT232』(2シリーズの32馬力)は

自分に向いてるのかな?どうかな?と考えましたが、

やはり前述の

『作業する場所が狭い場合や、ほ場までの道路が狭くて困っている』

のでなければ、

車体が大きくて、

馬力も大きい

YT3シリーズがオススメ。

という言葉を聞いて、

 

やっぱり自分は3シリーズかな、という結論になりました。