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農業でさらに『上』を目指したい人に読んでもらいたいです。

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ヤンマーのトラクター『YTシリーズ』購入までの覚え書き④運転免許は大型特殊?小型特殊?

ヤンマーの現行トラクター

YT3シリーズ。

自分にはどのタイプが合っているのか、、、。

と考えながらカタログを見ていると、

農機具屋さんが一言。

『そういえば、ダイトク(大型特殊免許)持ってたっけ?』

あー、、、小型特殊しか持ってない、、、。

 

『YT3シリーズの場合、小型特殊で乗れるやつはどれなんですか?』

と、私が聞くと、

『”J“があるやつは全部ダメじゃね。

でも、YT3に乗るんなら、Jにしとった方がいいと思うよ。』

……Jってなんだー!?

大型特殊と小型特殊の違いってなんだー!?

そこについて今回は解説します。

 

目次(クリックすると、該当の段落に移動します)

 

 

大型特殊と小型特殊の違いについて

ヤンマーのトラクターの型式の解説の前に、

簡単に農業用トラクターの

『小型』『大型』の違いを説明しておきます。

ズバリ、基準は『最高速度時速15km以上』です。

 

『小型トラクター』の定義は

最高速度が時速15km未満

『大型トラクター』の定義は

最高速度が時速15km以上のものです。

トラクターのカタログを見ると、

スペック一覧の中などに

『必要な免許』という箇所があるので、

それを確認しましょう。

 

小型特殊免許、どうやったら取れるの?

普通運転免許(俗に言うマイカー、クルマ用)を取得したら、

今は小型特殊の免許も包括されている(セットでついてくる)ので、

『小型』のトラクターは、クルマが運転できる人なら、

公道でも運転できるワケです。

(ナンバープレートを取得するなど、

 公道走行のルールは他にもありますのでご注意)

 

大型免許の取り方については別記事で紹介します(準備中)

 

トラクターであっても 無免許は無免許。

『あ、俺、大型特殊持ってないや。

 でも公道を時速14kmで走れば、大丈夫だろ』

と、思っているアナタ、お気をつけあれ。

400ccまでのバイク免許(普通自動二輪)しかもっていない人が、

より大型のバイクの運転をしていたら、

当然『無免許運転』となるように、

大型特殊免許ナシで、

大型トラクター(最高時速15km以上)を

公道で運転していた場合、

『普通自動車免許』を含む、全ての免許が剥奪される場合があります!!!

 

具体的には、事故です。

『まぁ、畑でいつも上手に運転してるから、安全運転で走れば大丈夫だろ』

と考えて、無免許で公道を走った場合、

仮に自分がパーフェクトな安全運転をしていたとしても、

他のクルマや自転車、歩行者がとんでもない動きをして、

『もらい事故』をしたとしても、

『あなたは無免許運転ですね』と言われてしまうワケです。

このブログを読んでいる、農業に取り組んでいる・・・という方は、

恐らく町中ではなく、過疎地、山間地などに住んでいるんじゃないですか?

免許が全て剥奪されて、クルマが運転できなくなったら、

はっきり言って仕事はおろか、日常生活が『詰む』と思います。

トラクターを新規で購入する際には、必要な免許の確認を必ずしましょう!!

 

★YT3シリーズの『ハイスピード仕様(J)』で大型特殊免許に。

話は本題に戻りまして、YT3シリーズは、小型特殊なのか、大型特殊なのか?

結論から言いまして、『選択できる』ということのようです。

キロ大型特殊が必要となのは、前述の通り『最高時速が15キロを超えるもの』です。

最高速度が14キロのものが通常仕様、

最高速度が15キロ以上のものが、『ハイスピード仕様』となっています!

つまり、ハイスピード仕様を選択すれば大型特殊が必要ですが、

注文の際に『通常仕様でお願いします』と言えば、

小型特殊免許で乗れるということです!

ちなみに、ハイスピード仕様があるのかないのかの見極めは

カタログ末尾の『J』で判断します。

YT3シリーズのカタログで、

車種の末尾に(J)ってついてませんか?

アレは、『希望すればJ(ハイスピード仕様)の選択も出来ますよ』という意味です。

YT2シリーズでは、Jが選択できない車種もあったりします。

ちなみに、57馬力よりも大きいタイプの『YT4シリーズ』は、全て大型特殊免許が必要なため、

『J』の表記はないようです。

 

★通常仕様とハイスピード仕様、価格差は?

通常仕様とハイスピード仕様の価格差は、

カタログ価格で10万円のようです。

ですので、

『トラクター倉庫から畑まですぐ近い。遠い畑はない』

『トラックにトラクターを載せて移動するから、公道は走行しない』

『複数の家族、従業員でトラクターを使う(大型特殊免許を持っていない人がいる)』

という方は、通常仕様を選んで10万円節約してもいいかもしれませんね。

 

搬送用のトラックを持っていない方、

町内の畑を委託で作業される方や

自分の畑が飛び地になっていて、

自走での移動に時間がかかる方は

大型特殊免許が必要になりますが、

ハイスピード仕様を買っておいた方がいいと思います。

 

★まとめ

・小型特殊、大型特殊の違いはカタログに書いてある

・主に大型特殊、小型特殊の違いは時速15キロ出るか出ないか

・ヤンマーの場合、型式の『J』を見る