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農業でさらに『上』を目指したい人に読んでもらいたいです。

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適正な経営面積の求め方②10aごとの作業時間を、月別に割り振る

前回に引き続き、

『自分の施設、機械、労働力では、果たして何aが限界の面積なのか?』

を考えるお話です。

 

前回の記事は、

『あなたの農作業を全て言語化して、細分化してみよう』

『10aあたりにかかる作業時間は

 全体で何時間かかるのかを計算しよう』

という内容でした。

 

今回の内容は、

『作業内容を細分化しておいた』状態で、

『10aあたりにかかる作業時間が分かった』のなら、

次は必要な労働力(作業時間)を、月別に割り振ります。

 

簡単に言うと、

『自分の農作業は、何月が1番忙しくて、

何月が1番ヒマなのか』を数値にするわけです。

 

前回の記事の内容をしっかりやっている人には、

簡単なミッションです!頑張りましょう!

 

 目次(クリックすると、該当の段落に移動します)

 

今回の重要項目!『作業時期』と『作業時間』

まずは以下の画像をご覧下さい。

コレは、実際の私の作業内容の一部です

この写真は、『60aの栽培面積の場合の時間計算』

になっていますので、少し表に余分なマスが多いですが、

 

あなたが算出するのは、

『10aあたりの時間計算』です。

お間違えなく!!

(ちなみに、実際のものと多少数字を変えています)

 

f:id:ok-farm:20190307221256p:plain

f:id:ok-farm:20190307221313p:plain

 

 

縦の欄に『作業内容』を書き、

横の欄を『1月から12月』を記入します。

 

そして、作業内容とそれぞれの月が重なるマスに、『何時間の労働力が必要か』を記入していきます。

 

多分、先ほどの表をみてもらったら、どうやるのか分かった方が多いと思いますが、念の為やり方を1から書いておきます。

 

月別の作業時間の算出のやり方 

前回の記事で作ったエクセル(または手書き)の

『作業項目』の部分の中の、

『作業時期』と『作業時間』の項目を確認します。

『作業時期』には、『4月上旬』とか、『5月中旬〜6月上旬』とか、

具体的な時期が書いてあると思います。

10aあたり、何時間で作業が完了するのか、確認しておいて下さい。

 

②その作業時期に従って、エクセルに作業時間を記入していきます。

作業時期が『3月〜4月』のように、複数の月にまたがっている場合は、

作業時間の合計を、実際に稼働する時間の予想を月ごとに分けて加算していきます。

作業時間を複数の月にまたがって記入する際は、

『①』で確認してもらった作業時間と、複数の月の作業時間の合計が

等しいかどうかチェックをお忘れなく!! 

 

③全ての作業内容を月ごとに割り振っていきます。

全て完了したら、エクセル等の表計算の『合計』機能を使い、

月ごとの合計労働時間が何時間なのかを算出します。

また、1月の左側のマスに、『年間合計』を作っておき、

月ごとの合計労働時間を1月から12月まで合計したものを

表示されるようにエクセルの計算式を組んでおきましょう。

 

④検算しましょう。

 前回の記事で完成させた、年間トータルの作業時間と、

『③』で算出した、1~12月の合計作業時間の合計が正しいか確認してください。

時間が合わない場合は、

エクセルの関数が間違っている

複数の月にまたがっている作業時間の合計が違う

作業内容が何か丸ごと抜け落ちている(記載忘れ・二重計上など)

が考えられます。落ち着いて確かめましょう。

 

 

月別の労働時間を見てみよう!

これで、あなたの作物の10aあたりの標準作業時間が完成しました!

(もし、複数作物を栽培されている方は、

他の作物の月別の時間を算出して、

全ての作物の作業時間の合計した、

『全ての作物の標準作業時間』を計算して下さい)

 

次回予告

お疲れ様でした。

&最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

適正な経営面積の求め方、

次回で完結します!

カンの良い方はお気づきかもしれませんが、

あとは簡単な割り算をするだけで、

あなたの経営面積の限界は何aなのかが算出されます!

頑張りましょう!!